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起動mode選択ボックス

Walk the sky

DroneRoom

DJI-MavicAir

Safariでの動作に付いて


Safariブラウザでの動作については、

正常に動作しない事例が確認されております。

yoake
Shortcutmenu
Spark

初期動作を確認しよう

mavicair3IMG_0001

ここまで来た方は、アプリ「DjiGO4」導入と、

「スマホ」との接続は無事に完了しましたね。


極論、このままお外に出て、

(法律で飛ばせない場所はダメよ!)

飛ばして慣れろ!。っていうスパルタも

アリっちゃあ、アリですが。。。


さすがに10万を超える機体を落として、

慣れるのはチョー厳しい。

せめて画面や設定くらいは覚えて出ましょう。


電源を入れよう

アップデートなど各種チェック

これまでに、

・MavicAir本体の電源ON/OFF

・送信機本体の電源ON/OFF

・DJIGO4の接続、起動方法

ここまではバッチリ出来ていると思います。


起動後のフライト直前までに出る、

画面を順に追っていこう。


sparkRC003

起動画面。まんまですね。

バージョンアップでたまに絵が変わります。イラネ


mavicair3IMG_0015

ネットに接続されている場合、起動直後に

バージョンチェックが自動で走ります。

スマホが通信可能な状態だと必ず走ってしまいますが、

外出中にパケット代でアップするのは愚の骨頂。

必ず猶予期間が設けてあるので、一度拒否して、

帰宅後にWifiでアップデートを受信しよう。


mavicair3IMG_0013

回避できないもの(強制アップデート)もあります。

その時はあきらめてポチりましょう。

アップデート完了したら先に進みましょう。


mavicair3IMG_0016

各種チェックを通る、またはキャンセルして、

初期画面で「FLY(青)」ボタンが点灯すれば、

飛行準備は完了です。


コンパスの調整

キャリブレーションしよう

sparkRC014

コンパスキャリブレーションを実施するよう、

メッセージが出る場合があります。

MavicAirが「コンパスの調整が必要」だと、

システム的に判断した場合ですが、

任意に実施する事も出来ます。


mavicair069S

まずは、方位コンパスの調整です。


mavicair4IMG_0055

Sparkを水平に持って、指示の通りに1回転。

必要な回転を認識すると、次の画面に自動で

移行します


sparkRC017

次は垂直に回転させてコンパスに覚えさせます。


mavicair4IMG_0056

機体を下向きに持つ以外、まったく同じ要領です。


難しい調整項目ではないので、

一度やっておきましょう。

ある日唐突に調整しろと要求されますので。


GoFLY! MavicAir

早速「FLY」をタップして、

パイロット画面へ進みましょう。


sparkRC013

機体初期状態のステータス画面です。

現在の初期状態が表示されます。

まずはざっと見て、異常がないか、

確認しておきましょう。

エラーがある場合は赤文字で表示されます。


次にフライト画面の表示です。アルファベット順に、

mavicair4IMG_0058

DJIマーク:パイロット画面終了

・DJIGO4のトップメニューへ戻ります。


A:フライトステータス

・現在の飛行モードやセンサーの状態です。


B:設定メニュー

・各種設定変更を行えます。


C:自動離陸

・自動離陸させる時に使用。


D:自動帰還指示アイコン

・自動帰還させる時に使用。


E:自動飛行などの制御アイコン

・アクティブトラックなどの自動飛行を、

 制御するモードへ移行します。


F:Advanced Pilot Assistance

・センサー周囲監視による安全飛行補助を

 ON/OFFします。


G:自機方位盤、簡易位置表示

・自機の向きや位置が簡単に表示されます。


H:飛行距離表示

・飛行位置までの距離が表示されます。

・設定を変えない限り通常はホームポイント

 からの距離となります。


I:高度表示

・自機の高度が表示されます。

・離陸地点高度がゼロとしての高度です。


J:水平移動速度

・自機の平面上の移動速度が表示されます。


K:垂直移動速度

・自機高度の変更速度が表示されます。


L:前方センサー警告表示

・自機前方センサーが物体を捕捉すると警告されます。


M:後方センサー警告表示

・自機後方センサーが物体を捕捉すると警告されます。


N:カメラモード表示盤

・カメラの撮影設定が表示されます。

・SDメモリーカードへの書き込み速度に、

 問題がある場合は「!」警告が表示されます。


O:カメラ仰角制御バー

・カメラの仰角を表示、変更もできます。


P:動画/静止画撮影切替

・動画撮影と静止画撮影を切り替えます。


Q:撮影開始/終了、状態アイコン

・カメラの撮影開始、終了を指示できます。

・撮影中の撮影タイムも(小さく)表示します。


R:カメラ制御メニュー画面へ

・絞りなど細かい設定が変えられます。


S:撮影確認モードへ

・撮影した画像が確認できる画面へ。


次に送信機(プロポ)です。

最大充電で3時間ほど機能します。

mavicair046

RTH:Return-to-Home

自動帰還のハードウェアボタン。


Power:電源

プロポ電源です。事故で切ると墜落するので、

一般家電と比べて少し操作が特殊です。


FMSW:FlightModeSwitch

通常飛行モードとスポーツモードの切り替えです。


MicroUSB:充電、通信端子

充電、スマートフォン通信用USB端子です。


Cancel:強制停止ボタン

オートフライト等、現在の動作を緊急停止できます。


Function:ファンクション(機能)ボタン

インテリジェントフライトモードパネルを出します。


FPVPortUSB:FPVゴーグル端子

FPVゴーグル用の通信端子です。


sparkRC050

R:シャッター(撮影)ボタン

通常のカメラ(静止画)シャッターです。


S:カスタマイズボタン

DjiGO4の設定画面で、機能の割り当てが出来ます。


T:録画ボタン

録画開始/終了のハードスイッチです。


U:ジンバルダイヤル

カメラのチルト(上下角度)を変更できます。


順番に、各詳細を見ていこう。


DJIGO4フライト画面

A:フライトステータス

mavicair4IMG_0058

ある意味一番重要なステータス画面です。


sparkdisp1

左から、

機体状態・・・後述

GPSモード・・・GPSの動作状態

GPSアンテナ数・・・現在掴んでいるGPS衛星数

3D認識システム状態・・・障害物検知センサー状態

Wifi電波強度・・・機体までの通信状態

バッテリー残量・・・バッテリーの残量

飛行時間予測・・・下段のバーは残り飛行可能時間の

         予測値です。予測なのに注意。


・機体状態

機体状態については、GPS等の他センサー情報を、

統合した最終的な飛行状態診断です。

段階としては下記の3つがあります。


mavicairdisp1

GPSが「Atti」モードになっています。

Attiモードとは、GPS、およびピジョンシステムの、

各種安全システムがまったく機能していない状態です。


要は、自前で「その場に止まる」まで、

全部手動制御が必要と言う事です。

(要は、カウンター操作が必要)

これは、自立制御抜きの飛行を訓練した者以外は、

普通に出来ない飛行です。


普通にありえない飛行だと考えて問題ありません。


なにしろ、その場にホバリングするだけでも、

ずっと制御し続けないといけないのですから

そんな状態で撮影なんて実用的なものは無理です。


mavicairdisp2

GPSが「OPTI」の場合、必要な衛星数が

確保できていないので「GPS無効」と

なっています。


「ピジョン」は、ピジョンポジショニングが

有効になっています。

ピジョンシステムの各種センサーが有効の為、

ある程度は安定しますが、GPSでの位置制御が

出来ないため、ホバリング静止などの安定性が

ほとんどありません。


少し時間をかけて待って、他の衛星を拾うまで、

待つのが最善策となります。


sparkdisp1

これが通常使用する離陸状態です。

GPSでの位置制御(自動ホバリング制御)に、

各種3Dセンサー(ピジョンポジショニング)

の情報を統合して安定飛行します。

一般的な個人ユーザーはこの状態でしか、

飛行させる事は普通にありえない事でしょう。


ちなみに、スクールに通うとGPSの付いていない

機体でまず「完全手動飛行」の訓練を行います。

この技術は実地訓練以外では上達はしませんので。

ですが、最後の砦はやはり「手動」って事なのです。


個人ユーザーはいくら飛ばしても、手動制御技術は

上達しないので、マシントラブルなどで自立制御が

困難となった場合には成す術がありません。

自動化が進むのは良い事ですが、良し悪しですね。


じゃあ練習しよう!と思っても、今の大半の

一般用ドロ-ンはGPSをOFFにすることが

出来ません。

GPSの付いていないオモチャが5000円くらいで、

Amazonに売っているので、それを買わないと

練習すらできません。


DJIGO4フライト画面

B:設定メニュー画面へ(前編)

mavicair4IMG_0058

設定メニューに入ります。

最初に設定しておいた方がいい設定も、

ありますので、開いて損はありません。


◆まずは「一般設定」のタブです。


mavicair4IMG_0049

mavicair4IMG_0050

mavicair4IMG_0051

・マップバッファ

・動画撮影中のキャッシュ

・キャッシュの自動消去

これはONにしておきましょう。キャッシュなんて

考えてどうするものでないので、お任せしちゃって

問題ありません。


・ビデオキャッシュで音声録音

これは「スマホのマイクで」拾った音声を

付加する機能です。

同時に音声メモや解説でも残したい

場合には便利ですが、通常不要です。


ちなみに、「説明」という所をタップすると


mavicair4IMG_0052

各種バージョンチェックの画面があります。

普段、特に見る必要はありません。

ここからキャリブレーションにも入れます。


◆次に、「MCパラメーター設定」のタブです


mavicair4IMG_0034

・ホームポイント設定

今飛んでいる場所を「ホームポイント」に指定したり、

ホームポイントの変更が可能です。

これは通常離陸した場所で、問題は無いはずですが、

必要であれば、ここから変更する事も可能です。


・マルチフライトモード

通常はONです。各種安全飛行機能が

有効になります。


mavicair4IMG_0035

・リターントゥホーム高度

これは最低限、障害物に引っかからない高度で。

通常問題ない高度を設定しておいて、

例外だけ対応すれば良いでしょう。

障害物を検知すると自動で高度をさらに

上昇させて回避を試みます。

上方にセンサーは無いので屋根等に注意。


・初心者モード

購入時は初期値で「ON」になっています。

初心者モードは最大高度と最大飛行距離が、

制限(30m)されている状態です。

事故を防ぐために最初はこの状態で

練習しましょう。


mavicair4IMG_0036

・最大飛行高度

日本では最大高度が150mに制限されています。

どうせ最初から高度は制限されているので、

最初に設定してしまいましょう。

・最大飛行距離

日本では電波が届かなくなるので、最初から

距離を制限しておくのも有効です。

電波法の問題については、「AirLabo」を

参照してください。


mavicair4IMG_0037

・詳細設定タブ

通常操作する事はありません。

最後の頼みの綱、「フェイルセーフ」機能が、

自動帰還「リターンホーム」になっているのは

確認しておきましょう。


◆次に「ビジュアルナビゲーション設定」のタブです

3Dピジョンポジショニングは、かなり重要な、

飛行補助システムです。


mavicair4IMG_0038

・障害物回避機能

障害物検知カメラが障害物を検知する機能です。

例外を除き、絶対に「ON」のまま運用しましょう。


mavicair4IMG_0039

・TapFlyで水平方向の障害物回避

タップフライで指定地点に自動移動する場合に

障害物検知した障害物を自動で避けようとします。


・後方飛行の有効

システム自動後退を有効にするかを決めます。

センサーの無い機体もあるので、システム後退は、

しない設定が出来るようになっています。

システム後退とは、追尾させたり、自動飛行を

させたりした時の後退飛行です。

MavicAirでは後方センサーがあるため、

比較的安心して後退させられます。

要は「ONにしたら事前に後方を確認しろよ」

「解除したんなら自己責任だからな」って事。

あ~あ、バッサリ言っちゃった。

自動飛行を使わないのもナンなので、ONにしましょう。


mavicair4IMG_0040

・ActiveTrackでの障害物回避

アクティブトラックで目標を追尾している

状態で、障害物回避機能を有効にします。

できるだけ障害物を飛び越えて、

追尾を続行しようとします。


・DisplayRaderChart

前方/後方の障害物監視状態を

ディスプレイ表示します。

(画面「L」「M」です)


mavicair4IMG_0041

・詳細設定

「ピジョンポジショニングを使用」

「LandingProtection」

「RTH障害物チェック」

必ずすべて「ON」で運用しましょう。

すべて重要な安全補助機能です。


DJIGO4フライト画面

B:設定メニュー画面へ(後編)

設定メニューの続きです。


◆次に、「送信機設定」のタブです


mavicair4IMG_0042

・スティックモード

スティックモードは大きく2つあります。

mavicair4IMG_0044

モード1・・・ほぼ日本国内(だけ)のローカル仕様。

モード2・・・海外等のラジコンなどの(ほぼ)標準仕様。


上記2つが基本で、残りの

モード3はモード1の逆(操作がサカサマになる)仕様

モード4はモード2の逆仕様です。


初期は国際的に標準となりつつあるモード2に、

設定されています。

「カスタム」は自由に割り付けが出来ますが、

自分オリジナルで習得してしまうと、

自分のドローンしかフライト出来なくなります。

まったくオススメは出来ません。


本来はどちらが操作しやすいか?という

問題なのですが、これから始める方は、

まだ何の癖も刷り込まれていないので、

どちらでも習得できるチャンスでもあります。


これからは標準となるモード2で慣れていくのが、

色々と良いかもしれませんね。


自分はラジコンの時代からモード1に、

慣れてしまっているので、左利きが右利きに、

なろうとする感じで、超ムズいです。

無理に変えようとすると、落としそうになります。


mavicair4IMG_0043

・ボタンのカスタマイズ

「ファンクション」「カスタマイズ」、

送信機の上記2つのボタンは割付ける機能を、

自由に変更できます。


・送信機リンク

ここから送信機リンクモードへ入れます。


◆次に、「Wi-Fi設定」のタブです


mavicair4IMG_0045

・チャンネルモード

本来ならば、より高速通信できる5Ghzに切替が

出来るのですが、前に出ましたよね?


「日本国内は2.4G縛り(電波法)」です。

GPSで位置を捕捉して、日本エリアだと、

2.4Gで固定されるようにプログラムされています。

ズルっこは出来ません。


ちなみに、海外版を買っても変わりません。

プログラムとして組まれているので。

ネットで「海外版」として高く売っている、

人が居るので騙されないようにしましょう。

海外版を買っても、日本の技適マークが、

無いだけで単純に悪質な人を儲けさせただけ。

(知っててただ高く売ってる人が大半です)


そして、海外では2.4Gと5Gの並立接続が、

基本になりつつあります。(安定、安全が群を抜く)

MavicAirでは並列接続機能が付いていますが、

法律上使えませんので安全性をわざと落とします。


あ~あ、お役人の石頭のせいで日本だけ・・・です。


・Wi-FiSSID

・Wi-FiPassword

このへんはスマホと同じです。Wifiのアクセス名と、

パスワードを設定できます。

出来れば変えておきましょう。


◆次に、「機体バッテリー」のタブです


mavicair4IMG_0046

バッテリーの状態監視等が出来ますが、

あまりお世話になることのない項目です。


・低電圧警告

基本設定は30%を切ると警告します。

特に変える必要は無いと思います。


◆次に、「ジンバルパラメータ設定」のタブです


mavicair4IMG_0047

こちらも基本的には触らない項目です。


・ジンバルモード

フォローアップモード・・・

機体の傾きを検知しても、カメラは水平を

保ってくれるモードです。基本的にはこの一択です。


FPVモード・・・

主にFPVゴーグルを使用の場合設定するモードです。

実際にコクピットに搭乗しているかのような、

ドローン視点の映像が得られます。

もちろん、ゴーグルなしでも使えますが、

ゴーグルなしでは特にメリットがありません。


・「詳細設定」パネル

「Maxジンバルピッチ速度」

カメラの上下挙動の速度制御です。

プロポ(送信機)の場合、アナログにコントロールが

可能なので、好みで遅くする以外は特に、

必要ない設定となります。


繊細な操作が苦手な方は、設定を落としておくと

カメラの上下挙動で、「カクッ」と急で見苦しい

挙動を抑えられます。


「ジンバルチルトの限界を延長する」


通常はチルト変更できる限界角度に

制限をかけています。

動かせる限界まで変更できるようになりますが、

レンズ保護の点でお勧めはしません。

通常変更する必要は無いでしょう。


「ジンバルピッチの滑らかさ」


こちらは調整しておいた方が

良いかも知れません。

ジンバルの上下挙動が滑らかになります。

普通はアナログに指操作で、滑らかに

角度変更を緩めれば良いだけの話ですが、

急な角度変更を自動で滑らかにします。


この辺は「使い勝手」の問題なので、

人にって分かれるでしょうね。


DJIGO4フライト画面

C:自動離陸、D:自動帰還指示アイコン

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◆(C)自動離陸

離陸可能状態の場合、このアイコンより

自動離陸させることが出来ます。


mavicair4IMG_0027

基本的に一番使うアイコンで、離陸させると、

設定次第ですがこの地点が「ホームポイント」と

して記録されます。


mavicair4IMG_0076S

◆(D)自動帰還

自動帰還指示を出した時の挙動は、

「MCパラメーター設定」での設定によります。

基本的な挙動としては、「ホームポイント」へ

設定された高度と回避方法で戻ります。

帰還中に「中止」することも、コントロール

スティックで干渉する事も可能です。


IntelligentFlight画面

E:自動飛行などの制御アイコン

mavicair4IMG_0058

多彩な自動飛行モードがありますが、

このアイコンよりIntelligentFlightに移行します。


mavicair4IMG_0028

◆通常

通常のフライトモードに戻します。


◆QuickShot

自動撮影の売りでもあるクイックショットです。

セルフィ(自撮り)機能の大きな武器です。

これは機能が多彩なので後日解説します。


◆アクティブトラック

指定対象を自動追尾してくれます。

これも自動飛行のウリの一つです。

これもセルフィ(自撮り)の便利機能です。


◆スマートキャプチャー(旧ジェスチャーモード)


以前は「ジェスチャーモード」と呼ばれていました。

「ジェスチャー指示」を機体に認識させて

飛行させる、送信機を使わないフライトモードへ

移行します。


クイックショットやアクティブトラックは

後日解説します。

YouTubeなどで検索すると、山のように

解説が出てきますので、調べるのは簡単です。


個人的には、やはり良い撮影はマニュアルでの、

撮影だと思いますが、これはこれで使いこなすと、

なかなか味のある動画が撮れます。

(特にQuickShotが有用)


◆トライポッド

急な動きは撮影の大敵です。

画面がコロコロ移動する「疲れる空撮」は、

誰も見たくはないでしょう。

ハード的に「急な動き」を制動してくれるモード。

これを使うと旋回や移動がゆっくりに制御されます。

毎回これでも良いかな?とも思う重要機能。


特に不器用で、アナログなスティック操作が、

苦手な人に超お助けな機能です。


◆シネマテックモード

ドローンが行う自動ブレーキング

などの制動を滑らかにする動作です。

極端に静止挙動が緩やかになり

スーッと滑って行ってしまうので注意。


「電波状況などで急に操作が途切れても、

カクつかずに動作してくれる補助モード」

と聞いていましたが、確かにその効果は

ありますが、主目的では無さそうですね。


滑ってなかなか止まらないので、

かなり早めのブレーキングが必要です。


◆タップフライ

地図上の指定ポイントまで自動飛行させます。

設定でできるだけ障害物を自動回避しますが、

正直、あまり使いません。


◆ポイント・オブ・インタレスト

中心軸となる場所を決めて、その地点を

中心とした旋回撮影を実行するモードです。

結構多彩で、旋回速度や距離などを

変更して実行できます。


DJIGO4飛行位置関連、安全関連


F:Advanced Pilot Assistance

G:自機方位盤、位置表示盤

H:距離表示

I:高度表示

J:水平移動速度

K:垂直移動速度

L:前方センサー警告表示

M:後方センサー警告表示

mavicair4IMG_0058

◆F:Advanced Pilot Assistance

障害物自動回避機能をON/OFFできます。

自動飛行中に出来るだけ障害物を回避して

撮影続行しようとするようになります。


◆G:自機方位盤、位置表示盤

自機の向きと位置が表示されます。

ネットワーク通信が有効な端末では

簡易地図上に位置が表示されます。


◆H:飛行距離表示

「ホームポイント」からの距離となります。

平面上の距離なので、実際には高度分の、

距離を加算しないといけません。


◆I:高度表示

高度表示です。(まんま)

離陸高度を「ゼロ」としての高度なので、

当然ですが高所から離陸させたら、

実高度とは乖離します。

法規制上も「地上からの高度」で、

150m以内となっているので、この高度で

最大高度を守れば問題ありません。


◆I:水平移動速度

水平位置上の移動速度です。

平面上から見た移動速度です。


◆J:垂直移動速度

垂直位置上の移動速度です。

簡単に言うと高度変化による速度です。


◆K:前方センサー警告表示

前方センサーがキャッチした障害物との、

方角と距離が警告として表示されます。


◆L:後方センサー警告表示

後方センサーがキャッチした障害物との、

方角と距離が警告として表示されます。


DJIGO4カメラ関連


N:カメラモード表示盤

O:カメラ仰角制御バー

P:静止画/動画撮影切替アイコン

Q:撮影開始/終了、状態アイコン

R:カメラ制御メニュー画面

S:撮影確認モードパネル

mavicair4IMG_0058

◆N:カメラモード表示盤

左より、

ISO、シャッタースピード、明るさ、

ホワイトバランス、解像度/フレームレート、

撮影可能時間予測となります。

SDメモリーカードへの書き込み速度に、

問題がある場合は「!」警告が表示されます。

書き込み速度が追い付かない場合、

カクカクのコマ飛び撮影が出来上がります。


◆O:カメラチルト制御バー

カメラのチルト(上下角度)が把握できる他、

このバーで直接チルト変更する事も可能です。


一気に角度を変更した場合のカメラ移動速度は、

設定にあるので、遅くしておくのも有効です。


◆P:静止画/動画撮影切替アイコン

静止画と動画の撮影を切り替えます。

プロポに両方のハードスイッチがあるので、

直接静止画と動画撮影の起動が可能です。


◆Q:撮影開始/終了、状態アイコン

撮影中かどうかの状態が把握できます。

直接タップしての撮影開始/停止も可能。

撮影継続時間もここに表示されます。


一応、このパネル上部に静止画撮影への

切替パネルも付いているので、カメラ撮影

シャッターとしても使用可能。


◆R:カメラ制御メニュー画面

mavicair4IMG_0030

mavicair4IMG_0031

・静止画撮影設定

静止画にはタイマー撮影モードなども

用意されています。

その中でも特筆すべきは、パノラマ

撮影モードです。

・球面・180度・垂直撮影・水平撮影

の4モードが用意されています。

mavicair4IMG_0059

実用的なのは180度パノラマ撮影ですね。


・動画撮影設定

動画には以下の4モードがあります。


4K⇒3840x2160

2.7K⇒2720x1530

FHD⇒1920x1080

HD⇒1280x720


4Kで撮影できますが、かなり巨大な

ファイルとなります。

PCで編集する時も重くて困難が伴います。

用途により使い分ける事を推奨します。

個人的な基準で良ければ、web素材なんかは

FHD(フルハイビジョン)で、写真の切り抜き

など精細画像が必要な時は4Kで撮っています。


フレームレートに関しては、基本は「30」で

良いと思います。

スロー再生を多用したいなど、編集ありきの

ガッツリ空撮を行うならば、「60」で

撮ると動画を滑らかに動かせます。

(当然、サイズが大きくなります)


動画の詳細を説明するのは、簡単ではありません。

調べれば沢山情報が出ますが、機会があれば、

解説しましょう。


・詳細撮影設定

mavicair4IMG_0032

mavicair4IMG_0033

SDメモリカードのフォーマットをはじめ、

カメラの各種設定を変更できます。

ただし、飛行中に変える事は、かなり

難しいので、基本的には飛行前に調整して、

飛行中はオートでの撮影が基本です。


逆光の場合とか、制御したい事も多いのですが、

そこまでの達人にはなかなか・・・。

飛行を止めて調整なら、出来なくはないですが。

極めたい方はぜひ飛行中に変えられる達人に

なれるように頑張ってください。


◆S:撮影確認モードへ


mavicair4IMG_0029

撮影できた画像や動画を再生確認できます。

しかし、動画の場合は機体からのダウンロード

に時間がかかるので、その場でと言うのは

なかなか難しいのが現状です。

(使える飛行時間が激減)

バッテリーが充電できる環境で行いましょう。

自分は車に戻って充電しながら、

確認しています。


以前はスマホに記録されているキャッシュで、

簡単な確認が出来たのですが、映像遅延も

そのままなのであまり役に立ってなかったり。

最近のバージョンアップ後、ダウンロード

が主体??になったようです。

設定、操作によっては今でもキャッシュで

確認できるかも知れません。


キャッシュで確認する気が無いので未確認です。

一時的に画像遅延や切断は普通にありえるので、

やはり、実際に撮れてる画像で確認したい。


プロポスイッチ関連


RTH:Return-to-Home

Power:電源

FMSW:FlightModeSwitch

MicroUSB:充電、通信端子

Cancel:強制停止ボタン

Function:ファンクション(機能)ボタン

FPVPortUSB:FPVゴーグル端子

R:シャッター(撮影)ボタン

S:カスタマイズボタン

T:録画ボタン

U:ジンバルダイヤル

mavicair046

◆RTH:Return-to-Home

自動帰還のハードスイッチです。

画面タップの「自動帰還」パネルと同じもの。

予定外に機体を見失ったら押す決断をしよう。

地味に便利だったりします。


◆Power:電源

プロポ電源です。事故で切ると墜落するので、

一般家電と比べて少し操作が特殊です。

「一回押し(離す)⇒続けて長押し」でON/OFF。


◆FMSW:FlightModeSwitch

通常のフライトモードをP(ポジショニング)

モードと言います。GPSなどの各種センサー

サポートで位置制御をしているので。


そして、通常のフライトモードとは別に、

「スポーツモード」が用意されています。

スポーツモードはとにかく機動重視、

高機動型MavicAirとでも言うシロモノ。


各種安全センサーをオフにして最大機動、

最大速度を追及するモードです。

通常遊び以外で使用する事は無いでしょう。

撮影にはまったく役に立たないので。

試したら、倍速(感覚)でブッ飛んで行って、

焦る事ウケあいです。なにせ50kmオーバー

軽自動車かよ!


◆MicroUSB:充電、通信端子

充電、スマートフォン通信用USB端子です。


◆Cancel:強制停止ボタン

ハードスイッチで用意されていると、

凄く安心できます。

とにかく、予定外の挙動を始めたら「押す!」

画面タップでは慌てるとうまく押せなかったり。


◆Function:ファンクション(機能)ボタン

インテリジェントフライトパネルへの、

ショートカットボタン。

個人的に使うことは無いかなと思うボタン。


◆FPVPortUSB:FPVゴーグル端子

充電端子ではありませんので注意。

FPVゴーグル端子です。


sparkRC050

◆R:シャッター(撮影)ボタン

通常のカメラ(静止画)シャッターです。

あんまりお世話になることは無いわりに、

場所的にうっかり押しちゃうオチャメボタン。

よく、いらない静止画が「カシャッ」と

撮影されて、いらない子ぶりが半端ない。


◆S:カスタマイズボタン

DjiGO4の設定画面で、機能の割り当てが

出来ます。

使う人にもよりますが、便利に使える人は、

凄い便利に使えるボタン。


◆T:録画ボタン

画面の「F:撮影開始/終了、状態アイコン」と

同じものです。

画面タップでの操作は基本的に不便なので、

ハードスイッチとして存在していて助かる、

凄くお世話になるボタン。


◆U:ジンバルダイヤル

カメラのチルト(上下角度)を変更できます。

画面タップでは微妙なカメラ挙動が激ムズで、

アナログでカメラチルト制御できるダイヤルが、

凄く重宝します。

ゆっくりとカメラの上下挙動が出来るように、

練習しましょう。


実際のフライト

これだけ覚えれば単純な操縦には困りません。

飛ばして良い場所、いけない場所を、

確認したうえで飛行を行いましょう。


Link:「飛ばして良い場所、悪い場所」


良い空撮が撮れるようになるには、

繰り返しと「慣れ」です。

出来るだけ飛行回数を稼いで、

慣れるのが理屈を超えた近道です。


ただ、無理をして機体ロストしないように、

よくよく慎重に飛行させましょう。


でも、慎重だとロクに距離を飛ばせません。

要は、どこまで慎重なままで、飛ばせる距離を

伸ばせるか、これが「慣れ」です。

RPGなら勇気を出せばいいんですが、

勇気と無謀は違います。


勇気を出して遠くまで飛ばして、「ロスト」

単なるお馬鹿さんですね。

特に回収不能な水上など、慎重と勇気が試されます。


どこまで慎重でも、「行き過ぎ」はないので、

慎重に大胆に、が出来るようになれば、

上達したって事ではないでしょうか?


次回は売りであるオートフライト、

「インテリジェント・フライト」を

解説していきます。